みなさん、こんにちは。
リハビリテーション科の山口歩夢です。
今回は、当院の患者様の訴えで数多くお聞きする「痛み」について、
その向き合い方をご紹介したいと思います。
特に慢性的(症状が3ヶ月以上続いている)な肩こりや腰痛のある方に
見ていただきたい内容になります。
この記事をご覧いただいているみなさんは、「痛み」を感じた時に、
どのような対処をされますか?
ご自身でマッサージをされたり・・・
お風呂でカラダを温めたり・・・
磁気ネックレスを巻いたり・・・
様々な「痛み」に対する対処法が存在します。
しかし、上記で挙げたものについては、科学的根拠が乏しいのが現状です。
そこでカラダの専門家である我々がオススメする対処法が、「運動」です。
人間の脳には、運動によって痛みを軽減する作用
「運動誘発性鎮痛(exercise-induced hypoalgesia 以下;EIH)」というものが存在します。
EIHの効果が得られる条件としてあげられるのが・・・
・痛みのない範囲で行うこと
・ご自身が楽に続けられる程度で行うこと
・気持ち良いと感じるところまで行うこと
・ご自身のカラダの状態に目を向けること などになります。
特に有酸素運動(散歩や自転車、水泳など)や、最近ではヨガ、ピラティス、太極拳なども
EIHの効果が得られるとの報告もあります。
運動する時間の確保や、得意不得意、体力などは人それぞれ異なりますので、
まずはご自身が一番やりやすい運動からはじめてみて
ご自身での痛みのコントロールも実践してみましょう!