みなさん、こんにちは!
リハビリテーション科 畠山です。
今回はこれからの季節、特に大切となる【脱水症状と水分補給】についてお話していきたいと思います。
【脱水症状】
人体を構成する割合で最も多く割合を占めている成分が、【水分】です。
成人では約60~70%、乳幼児では約80%が水分で占められています。
脱水症状が出現する原因として、①水分の摂取不足 ②水分の過剰排泄の2パターンが挙げられます。
主症状としては、全体重の2%ほどの水分が失われ始めてから徐々に、喉の渇きや食欲不振、倦怠感、さらに症状が強くなると頭痛・嘔気などの症状が見られます。
脱水症状の予防として大切になるのが【水分補給】です!
【水分補給】
体内での水の働きとして、①物質の溶解 ②物質の運搬 ③体温調節と大きく3つあります。
このように自分では意識していなくても水分は体内のあらゆるところで使われています。
また1日に必要な水分補給の量はおおよそ1.2~2ℓほどと言われています。
しかし水分補給といっても飲み物全部がいいというわけではなく、カフェインの入っているものは適しません。
緑茶やコーヒー、紅茶などにはカフェインが入っていることが多く、カフェインには利尿作用があります。そのため補給したはずの水分を体外へ排出してしまうのです。
さらに水分補給は脱水症状にならないためだけでなく、次のような健康への効果もあると言われています。
① 常温の水を飲むことで体内から温まり、代謝がUPしやすくなる
② 水を飲むことで老廃物が排出され、血液がサラサラになる
③ 水分を取り入れることで満腹感が得られ、食事量をコントロールできる
④ 肌や髪に内側から潤いを与えることができる
北海道もこれから暑い日が続くと思いますが、水分を適度に取りながら皆んなで暑い夏を乗り切りましょう!