日光浴による心身への効果

みなさん、こんにちは。 リハビリテーション科 小林(眞)です。 コロナの影響で室内で過ごすことが増え、ストレスや慢性的な疲労を抱えている方も多いのではないでしょうか。 今回は日光浴の効果についてお伝えしようと思います。 日光浴の主な効果として骨の健康維持、精神の安定、体内時計の調節の3つがあるとされています。 ①骨の健康維持 ビタミンDは皮膚の中にあるコレステロールの一種に紫外線(UV-B)が当たることで生成されます。カルシウムのバランスを整え、骨の健康を保つ効果があります。 《ビタミンDの働き》 *カルシウムとリンの吸収促進 *骨の形成と成長促進 *遺伝子の働きを調節する 加齢によりビタミンDの生成は減少していくので、年齢とともにビタミンD不足のリスクは高くなります。ビタミンDの欠乏によるカルシウム不足は骨粗鬆症や骨折だけでなく、高血圧や動脈硬化などの生活習慣病や細胞の免疫力低下にも大きく影響してきます。 屋外に出たくないという方は食事からもビタミンDは摂取できます。 食事から摂取する際は、カルシウムと一緒にビタミンDを多く含む魚介類やキノコ類を摂取できるといいです。 ②セロトニンによる精神の安定 セロトニンは神経伝達物質のことで、ノルアドレナリンを制御し精神を安定させる役割があります。別名では「幸せホルモン」と呼ばれています。 適度な運動もセロトニンを活性化するとされていて、日光を浴びながらのウォーキングやジョギングは効果的です。 ③体内時計の調節 人間の1日の生活リズムは24時間ですが、人間の体内時計は少し長く25時間近いとされています。身体が認識する周期がずれていると不調が生じやすく睡眠の質も下がってしまいます。 そのため、朝の日の光を浴びてずれてしまった体内時計をリセットしましょう。 日光浴の時間は15~20分程度がよいとされています。 時間帯は午前中がおすすめです。セロトニンを増やし、体内時計を整える作用も期待できます。 夏場の強い日差しがあるときは体への負担軽減のため、日陰で行いましょう。 長時間の日光浴は紫外線のダメージを受けてしまうので注意してください。 これからは暑くなってきますので、紫外線対策と熱中症予防に十分配慮して日光浴をしてみてください。
リラックスしませんか?

みなさん、こんにちは! リハビリテーション科の柴田です。 さて、暑い日も続きやっと北海道も夏らしい季節になってきましたね! みなさん夏といえば何が思い浮かぶでしょうか? 私は地元が海に囲まれた島という事もあり1番に海が思い浮かびます! そのほかにもスイカや花火など様々なものが思い浮かぶと思いますが今回は波の音について少しお話しさせていただきたいと思います! 皆さん波の音を聴くと落ち着く気がしませんか? 私はとても癒されます! 波の音などの自然界の音には様々な効果があります! 波の音には超音波が含まれているそうです!この超音波を「1/fのゆらぎ」といい私たちの脳が感知することでα波が出て、リラックス効果があるとの事です! また、波の音は母親の胎内の音に良く似ているという説もあり波の音を聴くことで胎内に帰ったような安心感が生まれリラックスできるようです! 普段私たちが生活している環境には様々な音と一緒に生活していますが、すべての音が決して癒しの音ではありませんよね… 世間は新型コロナウィルスなど我慢の時期が続いています。おうち時間が続きストレスが溜まっている方も多いと思います。ですが天気の良い日に少しだけ海沿いに行ってみたり、公園でゆったりとした時間を過ごすことや、SNS時代ですから様々な媒体でヒーリング効果のある動画などが配信されていますのでぜひそちらを利用して心から癒されてみるのも良いと思います! 最後に私の実家前の1枚です!
Let’s drink water!

みなさん、こんにちは!リハビリテーション科 畠山です。 緊急事態宣言が6月20日まで延長が発表され昨年に引き続き、自宅で過ごす時間長くなっていると思います。 最近ではおうち時間を利用し、運動不足解消をしている方々も多いのではないでしょうか? 体を動かす時に大切なことは、たくさんありますがその中でも今日は【水分】についてお話したいと思います。 人の体を構成する割合で最も多く割合を占めている成分が、【水分】です。 男性の場合は体重の約60%、女性の場合は約50~60%占めています。 水分は体のあらゆる機能を働かせる上でとても重要で、体を動かしていなくても常に減っていきます。 そのため、特に体を動かしている時には多くの水分を使用していることになります。 人間の体温は体内で発生した熱と放熱する熱のバランスが取られてるため、一定に保つことができます。 運動をして汗となり体外へと出てしまった水分は、体内に戻ってくることはありません。 そこで大切になってくるのが【水分補給】です! 水分補給が不十分だと最悪の場合、脱水症状を起こして気分が悪くなったり倒れてしまう危険性もあります。 最近は少しずつ暖かい日が多くなってきてますが、これからの季節は特に汗をかきやすくなってくると思います。 まだまだマスクを外して生活することは難しそうですが、運動中・運動前後はもちろん日々の生活から水分補給はこまめにしていきましょう♪
呼吸について

みなさん、こんにちは。 リハビリテーション科 小林(眞)です。 みなさんは呼吸について考えたことはありますか? 人は1日に2万回以上呼吸しているといわれています。 日常生活の中では主にゆっくりとした「安静時呼吸」と言われている呼吸を行っていて、横隔膜や肋間筋・腹筋群が働いています。運動時には「努力時呼吸」となり、前述した筋肉に加えて頸部や肩周りの筋肉が働きます。 呼吸法は「腹式呼吸」「胸式呼吸」など様々あります。 *腹式呼吸:横隔膜の上下運動によって胸郭が動く *胸式呼吸:肋間筋の働きで胸郭が前後左右に動く どちらか一方ができればいいというわけではなく両方とも大切で、状況によって無意識に使い分けています。 最近ではデスクワークや在宅勤務などで長時間座っている方が多いと思います。姿勢不良やストレス状態が続くと、身体が緊張して胸郭も動きにくくなり呼吸が浅くなってきます。これにより脳や筋肉への酸素供給が減り、頸部や肩周囲の筋肉が過剰に緊張するため慢性的な疲れや痛みにつながりやすくなります。 また、リハビリの中でもストレッチなどのエクササイズを行いますが、呼吸を止めて行っている方が多い印象です。これではエクササイズの効果が出にくくなってしまいます。 まずは呼吸を見直し、身体の緊張を解いて運動していきましょう。 <やり方> みなさんもこの機会に呼吸に意識を向けてみてはいかがでしょうか。
この花って・・・

みなさん、こんにちは。 今年度から第3週のスタッフコラムを担当させていただくことになりました リハビリテーション科の柴田です。 新型コロナウィルスが流行し、日々暗いニュースが多く報道されて みなさんも自然と暗い気持ちになってませんか? わたしもその1人です・・・ ですが、1日1日温かい日が多くなり、リハビリ室からも緑色の葉っぱがたくさん見られるようになったり、近くの小学校や幼稚園のグランドから子供たちの元気な声が聞こえるようになりあたりを見渡すと暗いことばかりではないと感じます! さて本日は4月~5月にかけて見頃を迎えるお花についてお話させていただきます。 その花は… 『ライラック』 です! どこかで目にしたこともある方も多いと思いますが ライラックはモクセイ科ハシドイ属の落葉樹でヨーロッパ原産の紫や白色の花が咲き、香りがいいお花です。 なんとフランス語ではリラ(Lilas)とも呼ばれています! そうです、当院の名前でもありますね! よく見ると当院のロゴマークもライラックになっています! 例年では5月中旬からさっぽろライラックまつりが開催されていますが 今年も新型コロナウィルスの影響で大通公園での開催が中止となってしまいました。 ですが! 今年はオンライン上でフォトコンテストなどが開催されるようです! みなさんもおうちの近くや公園など綺麗なライラックを見つけたらぜひ写真を撮って応募してみてください!